四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記

 

 

グリーンパスチャーイン


 

 プノンペンの宿としてこのグリーンパスチャーインにした理由だが、これもホーチミンと同じように、「まずフィットネスありき」であった。つまり、まず第1目的であるフィットネスクラブを決めて、そこから歩いて通えそうな場所に適当な宿を探したわけである。

  出発前にインターネットを使ってプノンペンのフィットネスクラブについて調べてみたのだが、ホーチミンほどの検索結果は得られず、しかも、スタジオレッスンを行っているようなところは1つもなかった。その中でも「1番大きなところを…」と思って目安を付けたのが「Superfit Fitness」である。そして、これもまたまたホーチミンのときと同じなのだが、市の中心からは5〜6qほど離れたところに位置していた。

 よって、そこから歩いて通えそうな宿を「booking.com」を使って捜したことになる。実は、「歩いて通える」と言う意味では、もっとフィットネスクラブに近くて安い宿もあったのだが、「booking.com」のサイトに掲載されている宿の写真を見て「緑も多く落ち着きそうだ」ということでここに決めた次第である。私が予約を入れた時点で、5泊で150$、日本円で16,632円だったので、1泊3,326円ほどとなる。

【 部屋の種類 】

 グリーンパスチャーインには以下の3種類の部屋がある。説明文は「booking.com」からの引用文。

クイーンルーム:庭園を望むクイーンルームで、エアコン、ケーブルテレビ、デスクが備わります。バスルーム、トイレは共用です。2,550円〜。

エアコン付ツインルーム:庭園を望む広めのツインルームで、エアコン、ケーブルテレビ、デスク、専用バスルーム(無料バスアメニティ、シャワー付)が備わります。3,326円〜。

ダブルルーム(エアコン付): 庭園を望む広めのダブルルームで、エアコン、ケーブルテレビ、デスク、専用バスルーム(無料バスアメニティ、シャワー付)が備わります。2,882円〜。

 サイトを通して予約を入れたときはあまり深く考えていなかったのだが、「エアコン付ツインルーム」を予約したようだ。(宿泊する部屋の最低条件としては、専用のバスおよびシャワールームというのがあった。)ただ、このページの下の方に貼り付けてあるYouTubeへの投稿動画を見てもらえれば分かるが、ツインルームに宿泊したのは1泊のみで、残りの4泊は「ダブルルーム(エアコン付)」に宿泊している。

 その理由は、「エアコン付ツインルーム」の部屋は窓を開けることができなく、しかも黒いフィルムが窓全体に張られているため日光が全く入ってこなかった。つまり、「窓がない」に等しく、非常に閉塞感を感じたからである。それで言うと、上の各部屋の説明文には、全て「庭園を望む」とあるが、事実に反している。

 到着した日に予約を入れたツインルームに通されたわけだが、私が「窓のある部屋に移りたい」旨を伝えると、「今日は無理だけど明日には空きが出るので…」ということで2日目から中庭に面した窓があるダブルルームの部屋に移った次第である。広さ的にはかなり狭くはなったが、それでも一人旅には必要にして十分な広さであった。

 宿自体、建てられてからどのくらい経つのかは分からないが、そこそこの年数は経っているようであった。よって、「真新しさ」というのは一切感じられなかったが、それでも手入れがそこそこ行き届いているので、「不潔感」を感じることは全くなかった。

 

【 中 庭 】

 グリーンパスチャーインの一番の特徴は、やはり中庭だと思う。そして、宿の名前の「Green Pasture」が表しているように、そこに植えられた緑豊かな木々になる。中庭の上部はぶどう棚みたいになり、ツタ状の植物が這っているので強い日差しをよけることができる。そして、中庭に置かれたテーブルなどは自由に使うことができるので、パソコンで文章を作成するときは、自分の部屋ではなくいつも中庭のテーブルを使っていた。

・ 中庭に置かれたテーブル

 中庭にはテーブルやベンチが置かれ、宿泊客のちょっとしたオアシスとなっている。また、ときにはスタッフの会議スペースともなる。大型の扇風機も置かれているので、暑い時は自由に使うこともできる。中庭の突き当りには池もあり、それほど多くはないが魚が泳いでいるところを見ることもできる。

【 スタッフ 】

 スタッフの正確な人数は把握していないのだが、おそらく10名近くはいるように思えた。そして、みんな若かった。一番若い子だと「まだ十代なのかな」という子も中にはいた。それで、そういう風に教育されていると思われるのだが、みんな、いつもニコニコしているのである。もちろん、悪いことではない。

 

【 レストラン 】

 一応、レストランも併設されていて、到着した日は腹ペコ状態だったのでチャーハンを注文して食べたが、それ以外は近くの食堂で食べたり、食道からテイクアウトをして部屋で食べた。決して不味かったわけではないのだが、ちょっと価格が高めの設定になっていたし、近くに食堂などはけっこうあったので宿のレストランで食べる理由は特になかった。

 

・ 正 面

 市の中心から多少離れているということも影響しているのかもしれないが、宿のフロント(写真のほぼ中央の白い壁の建物)は24時間開いているということはない。そもそも夜になると宿の門は閉じられてしまう。(以前に比べれば、かなり治安の方もよくなっているとは思うが、まだまだ24時間オープンにしておける状態ではないのであろう)10時半くらいに戻ると、「外出している人は私が最後の一人」ということもあった。まあ、宿泊客は年配の人がほとんどであったのもその理由の1つなのであろう。

 門の前に駐輪されているバイクはスタッフのバイク。そして、宿に宿泊している観光客を狙って2台ほどのトゥクトゥクが常に待機していた。

・ 朝 食

 宿は朝食付きとなる。ホーチミンのように、歩いて行ける距離にコンビニがあるわけではないので、毎朝、朝食が提供されるのは非常に便利ではある。メニューは2種類の中から選ぶことができる。